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早期専門化の弊害

小学せや中学生さらには高校生において、基礎的体力が充分に備わっていない、もしくは成長期で骨格が安定していない状態で専門的な練習を行うことは非常に危険である

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これらの時期に専門的な練習を行うことでパフォーマンスは大幅に向上するだろうが、長い目で見ればスランプに陥りやすく、結果として本来持っている可能性を狭めることになるリスクが高いのである。

まず、
これらの時期に技術を身に付けたとしても、将来的に基礎的体力が向上することにより、必要される技術も異なってくるのである(無意味になる訳ではないが)。

次に、
身体に偏った癖が付いてしまうことも好ましくない。一度付いてしまった癖はそうそう直せないし、癖による偏った疲労 
スポーツ障害を招きやすい

さらには、
癖による調和を欠いた動きが原因で、基礎的体力の向上が妨げられるケースもある

本来持っている可能性を充分に発揮しようとするならば、基礎的体力という土台を優先し、常にこの基礎的体力をバランスよく高めつつ、専門的基礎体力から順に専門的技術などを高めて行くことが大切だと考えられる。

※体力といえば持久力をイメージする人も多いだろうが、ここでいう体力とは、筋力、筋持久力、全身持久力、スピード、柔軟性などの体力要素全般を指している。