マッスル ブックは、アスリートの競技生活をサポートします。

muscle book

マッスル ブック。このブログはアスリートにとっての聖書(バイブル)を目指す。

短距離選手は何を鍛えるべきか

スプリント能力の向上に関わる要素を把握し、それらを高める事が、短距離選手のトレーニングに求められる事である。

それでは、トレーニングに求められる要素にはどのようなものがあるのかを紹介していきたいと思う。
f:id:AthleticWriter:20160213205232j:image
①パワー(≒トップスピード)
筋力×スピード=パワーである。
短距離選手にとって、このパワーが非常に重要である。パワーを高めようとする場合、基本的には筋力を向上させるかスピードを向上させる、もしくは両方を向上させる事を考えれば良い。
(トップスピードとは全力で疾走する力のことなので、スプリント能力そのものを指す場合もあるだろう。)

①a 筋力
速筋線維を鍛える事で、より大きな力を発揮できるようにする。

①b 敏捷性(スピード)
神経系の改善や巧緻性の向上によって、より素早く身体を動かす事ができるようにする。

②関節可動域(柔軟性)
静的可動域ではなく、特に動的可動域である。関節が正常に機能するために必要な柔軟性を身に付ける。また、スムーズな疾走をするために必要な可動域を確保する。

③スプリントフォームの効率化
接地や関節の動かし方、力の入れ方などにより、水平方向(前方向)に効率良く進む事ができるようにする。

④スタート技術
スターティングブロック(スタブロ)を利用する技術、加速局面における姿勢などの技術を身に付ける。


*大きくは以上のような要素であるが、それぞれの要素を強化するための具体的な方法については、別の記事で紹介しようと思う。