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ウォーミングアップの基礎知識

ウォーミングアップに期待できること。
  • 筋肉の酸素利用効率が良くなる。
  • 筋肉が伸び縮みしやすくなる。
  • 神経伝達の効率が良くなる。
  • エネルギーの利用効率が良くなる。
上記の効果などにより、パフォーマンスの向上につながるだけでなく、怪我のリスクを抑えることにもつながる。
ウォーミングアップの主な目的に筋温(体温)の上昇があるが、これが上昇し過ぎると疲労につながることから、筋温の上げ過ぎには注意が必要である。

また競技の特性によってウォーミングアップの仕方を工夫する事も求められる。

短距離競技(もしくはパワー競技である跳躍種目や投擲種目も同様)では、主なエネルギー源であるクレアチンリン酸をウォーミングアップで浪費しないよう、ゆっくりと温め、激しい強度の運動を行う場合は繰り返し過ぎには注意が必要となる。

中長距離競技では、筋肉の酸素利用効率を良くするために、ある程度強度の高い運動でウォーミングアップの仕上げを行う事で、パフォーマンス発揮につながりやすくなるだろう。


ウォーミングアップの目的を理解し、競技特性や個性、環境に合わせて方法を選択する力がアスリートには求められるのである。