走高跳-実践練習手段
走高跳の実践練習の手段を紹介する。
①立ち高跳び
- バーを背にその場で跳躍し、バーをクリアする。
- 空中動作の練習。
- バーやマットに対する恐怖心をやわらげ、慣れるために行う。
- 身体への負担が少ない。
- 空中での時間を長くして動作を充分に意識したい場合は、台などの上から跳躍を行う。
②短助走での跳躍
- 身体への負担が少ない。
- 意識するポイントを1つ又は2つ程度に絞った状態で技術を身に付けるために繰り返す。
- 5〜7歩くらいの助走で行う。
- 内傾動作やブロック時の後傾動作を取りにくいので、踏み切る際の膝角度に重点を置いて練習すると良い。
③中助走
- 全助走と比べ身体への負担が少ない。
- 短助走と比べ内傾動作やブロック時の後傾動作が取りやすいので、そのあたりも意識するポイントに含めて跳躍を繰り返すと良い。
④全助走
- 試合と同じ助走、踏み切り、クリアランスで行う。
- 実践と同じ形式で質の高い跳躍練習ができる。
- 分習法(ドリル)などで身に付けた技術をつなげる。
- 踏み切り位置が近くなり過ぎないように注意する。
- 複数のポイントを意識するのは難しいので、1つ又は2つ程度に絞って必要な技術を身につける。
- 跳躍に必要な専門的な筋力を身に付ける。
その他、基礎的基礎練習や専門的基礎練習などについては別の機会に。