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理解しておきたい筋収縮の種類

筋収縮(アイソトニック収縮)には以下の2種類がある。

【コンセントリック収縮】
筋肉が縮みながら力を発揮すること。
例) 
階段を上る
ダンベルを持ち上げて力こぶを作るような動作など

【エキセントリック収縮】筋肉が伸ばされながら収縮すること。
例) 
階段を下りる
ダンベルを持ち力こぶを作っている状態から肘を伸ばすような動作など

主にエキセントリック収縮の際に筋線維が損傷し、筋肉痛などの原因になる。


■大腿四頭筋(ふともも前面)に注目した例
大腿四頭筋の代表的なエクササイズである、レッグエクステンションでは、脚で重りを上にあげる動作がコンセントリック、あげた重りを下ろす動作がエキセントリックである。
ベンチプレスにせよ、レッグエクステンションにせよ、あげる時だけでなく、下ろす時もゆっくりと集中して行うのが良いと言われているのは、エキセントリックによる効果を重視しているためである。

ここで知っておきたいことは、
筋肥大にとって必要となる要素が、筋損傷であることと、筋損傷はエキセントリックで起きやすいということ。
筋肥大は損傷した筋組織が回復する過程・結果で起こるのである。

また、肉離れなどの怪我も主にエキセントリック時に起こるので、そのことも頭に入れておく必要があるだろう。